～に至っては

～という極端な例では、ある状態。

【接続】名詞＋に至っては。
【類語】立ち至る（たちいたる）、辿り着く（たどりつく）、なおさら。

全体としてあきれた、ひどいという評価を表す。程度が極端な例につく。後には、その例がどんな状態かを言う文が来る。

Aは–だ。Bに至ってはなおさら–だ。

デパートの閉店が相次いでいる。Ａデパートに至ってはすでに三つの支店が閉店した。
毎年この地方は洪水の被害を受ける。長崎県に至っては今年もう三回目だ。
１００人以上いた会員がどんどん減り、１０人を切るに至っては、この会の存続は難しいかもしれない。
彼は根性がないので、仕事をすぐやめます。履歴書の経歴に至っては書けません。

計算は苦手です。数学はもちろん、物理に至ってはダメになる。

ことここに至っては、もうどうしようもうない。

家族皆は私の海外留学を猛反対し、おばあちゃんに至っては、行ったらもう二度と帰らないと言い出す始末だった。

私は日本の寺が大好きです。京都の清水寺の素晴らしさに至っては、ただ感動しかありません。

 

 

 

いた・る【至る／▽到る】

［動ラ五（四）］

３ ある段階・状態になる。結果が…となる。

「大事に―・る」「倒産するに―・る」「事ここに―・ってはやむをえない」

 

 

 

ことここに至っては

こうなってしまっては